2015年11月02日

天地光跡

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第39回栗東市美術展
結果:特選 栗東市美術協会会長賞

<審査員講評>
大久保勝利 先生
・魚眼レンズを巧みに使った斬新な写真、アイディアの一写です(講評文より)
・高速道を使って上手いこと絵をまとめています。斬新な構図で、いいと思います(表彰式後の作品講評会)

<作品について>
とある高速道路のジャンクション工事現場。上り下り線の間に陣取り、換算15mmの魚眼レンズで約1時間かけて撮った190枚の写真を合成(比較明合成)して仕上げました。真後ろにあったクレーン車のアームが前方まで伸びていたのですが、あえてそれを避けず、人工物については左右対称に配置するようにしました。
何度かここに足を運んで、天気・星像の状態・撮影方法・使用機材について試行錯誤を重ねた結果、市展搬入10日前になんとか自分でも納得の行く撮影ができました。
星景写真・星野写真は、レンズを通してイメージセンサに時間をかけて光を映し込むことで、肉眼で見るよりさらに美しく幻想的な世界を作り込める楽しさがあります。また単なる長時間露光だけではなく、赤道儀を使ったガイド撮影(今回は使ってません)や撮った後の画像処理など、様々なテクニックやセンスが求められ、それが挑戦心をかきたてます。ただ今回の作品でもまだ甘いところはありますので、まだまだ精進が必要です。
今回の特選受賞で、こういった写真でもちゃんと評価してもらえるんだなと少し自信が持てました。これから夜空にレンズを向けるのがさらに楽しくなりそうです。
ラベル:栗東市美術展
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2015年01月25日

読書


第22回勅題写真展覧会
結果:準特選 大津写真連盟賞

<作品について>
毎年の歌会始のお題「勅題」を写真のお題として募集している大津写真連盟主催のフォトコン。
今年の勅題は「本」でした。過去と来年のお題一覧はこちら
書籍の本、単位の本、日本、ほかにもタイトルに「本」がついてりゃなんでもOKだったようです。

図書館でスマホをいじってる二人の男性。タイトルは「読書」。それがこの作品のすべてです。
モデルになってもらった二人は写友のS氏とY氏。作品の素材になることを快くご了承いただきました。特にS氏には単に面白半分で撮ったこの写真を勅題にどう?とすすめてくださり、モノクロ化のアイデアや、そのうえ作者多忙のために搬入搬出までやっていただいて、本当に感謝です。入賞で少しは恩返しになったかどうか...。
タイトル決めでも写友のアドバイスが大変参考になりました。まあ要するに写真を撮って以降は助けてもらってばかりいたということですね(笑)。お付き合いいただいた皆様ありがとうございました。

ラベル:勅題写真展
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2014年11月03日

夕涼み


第38回栗東市美術展
結果:入選

<審査員講評>
大橋仁三郎 先生
・うん、これ上手。で、上下真っ二つにしているが、どちらが撮りたったのか?
 (作者:どっちかと言えば下の写り込みです。)
・そうならば上は入れすぎ。映り込んだ木々があれば上は不要。説明しすぎ。

<作品について>
JR大阪駅前、うめきた広場で水遊びをする子供と、見つめ合って語り合う夫婦。理想的ファミリーの図。出張帰りに少し寄り道をして自分も両足を冷やしながら水面すれすれで撮影。この日は魚眼レンズしかつけていませんでしたが、魚眼の歪曲を嫌って水面を境に上下対称に撮ってみたら面白い写真になったな〜と思いましたが、それだけの事だったようです。
ラベル:栗東市美術展
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翼を僕に


第38回栗東市美術展
結果:入選

<審査員講評>
大橋仁三郎 先生
・上のフェンスが邪魔。上がスコーンと抜けて空が入っていればよかったが、機首がフェンスに引っ掛かってるのが惜しい

<作品について>
伊丹空港千里川土手。着陸するB777を土手の下からカメラを上向きに据えて撮影。写真上部のフェンスは、滑走路側のフェンスが写っています。この写真の事でいろんな人に聞かれたので、ここで種明かし。

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ラベル:栗東市美術展
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2014年10月13日

明けの月見草


第45回守山市美術展覧会
結果:入選

<審査員講評>
澤野二朗 先生(審査は西岡伸太 先生)
・朝、花がとてもきれいで光を上手く受けている
・太陽を入れなくても透けた花の部分だけを見ればこの写真を撮ったとき時間帯は見えてくる。入れるなら日の出直前を撮った方が良かったのではないか
・太陽を含む空の領域が多く明るいため、そこにまず目がいき主題(花の部分)を弱めてしまっている

<作品について>
近江大橋が昨年末に無料開放になり大津方面への移動に抵抗が無くなりました。5月のある日に大津なぎさ公園サンシャインビーチへ行きダイヤモンド近江富士の瞬間を狙っていたのですが、雲がかかってしまっていて無理っぽかったので、切り口を変えてヒルザキツキミソウをローアングルで朝日に透かしてみました。腹ばいになって撮っていたのですが、こういう時はフリーアングル液晶のついたカメラが欲しいですね(笑)。

<後から思ったこと>
・主題を意識しつつもそれ以外の要素を入れ過ぎて、結局何を一番に見せたいかよく分からない散漫な写真にしてしまったのだと思います
・地域のフォトコンに出すと作品の評価を審査員(プロの写真家)から直接聞けますので、自分の課題により早く気づくことができるように思います。澤野先生ありがとうございました
・撮るまでにいかにイメージを高めるかという当たり前の命題にこれからも向き合っていくしかないようです
posted by たいちろ at 23:32| Comment(0) | フォトコン記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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